ちゃんこ鍋の歴史

「ちゃんこ鍋」の始まりは、明治時代と言われています。
力士の体を作る為に、美味しくて栄養価が高く、簡単に作る事の出来る鍋料理は、力士の食事には欠かせない「ちゃんこ鍋」として現在では一般にも定着しています。
本来、「ちゃんこ」とは、力士が三食食べる食事の事を言います。
力士の食べるちゃんこ鍋は、魚介類や、肉、野菜などの様々な食材を一度に大きな鍋で作ります。
ですから、とても良いダシが出て美味しいのです。
昔は、牛や豚などの四足歩行の肉を使う事は、「手をつく」、「負ける」といったイメージがある事から縁起を担ぐために避けられていました。
味付けや、具に決まりはありませんが、各相撲部屋ごとに昔からの伝統を引き継いだ味付けはある様です。

「ちゃんこ」の名前の由来ですが・・・
①明治時代、九州巡業の際に長崎で中華鍋を使って力士の食事を作ったことがきっかけとなっているのだとか・・・
その中華鍋の名前が(チャンクォ)と言うのだそうで・・・
②父(チャン)、子(コ)つまりは、親方と弟子が同じ食事を取る事から・・・
③相撲部屋の料理人を(チャン)と、呼んだ事から・・・
他にも、いろいろな説がある様ですが、本当の所は、定かではありません。